こんにちは。
白山市のピアノ教室、クレッシェレです。
石川県立音楽堂邦楽ホールで開催されたキャンドルライトコンサートに行って来ました🕯️✨
邦楽や歌舞伎などの公演が行われることが多い会場ですが、この日は会場内は数千本のキャンドルの灯に照らされ幻想的な雰囲気でした。
地元演奏家さんによる弦楽四重奏で、
誰もが一度は耳にしたことがあるような
クラシックの名曲を10曲。
美しい音楽が、人の奏でる音のあたたかさが、心に沁み込んで幸せな気持ちになりました。
美しい音楽を聴くことは、美味しい物を食べたり、美しい景色を観た時の満たされた幸せな気持ちに似ているのだなぁ、と今さらながらに感じました。
一曲ごとにファーストバイオリンの方からの楽曲説明があり、よく知っている曲だとしても演奏者さんの言葉で曲の背景を知ることが出来、より一層演奏を楽しむことができました。
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以前、地元のコンサートに出演した際に、演奏の前にステージ上でマイクを持ち自ら楽曲説明をするという機会をいただいたのですが、マイクを持つ手は震え、ピアノ演奏の何倍も緊張しました。
でも、聴きに来てくれた友人が『演奏前のスピーチがあなたらしい言葉で、そしてとてもわかりやすくてよかった、スピーチがあることで聴き方が変わる』
と言ってくれたことを懐かしく思い出しました。
演奏前のスピーチといえば、もう一つお話ししたいことがあります。
以前いしかわ国際コンクールで一般審査員をさせていただいた時のことです。
ファイナルステージにエントリーする演奏者は、曲について、自分の「想い」を演奏前に1分間スピーチをするのですが、小学生でも英語でスピーチをしている子もいて驚きました。海外からの審査員も意識してのことと思いますが、みんな堂々としていました。彼らが将来ピアニストになった時のためにコンサートでのトークやステージマナーを身に付ける、という教育的効果も考えてのことだそうです。素晴らしい趣旨だと思いました。
演奏に思いを込めることはもちろんのこと、言葉で伝えるということの大切さについて考える機会になりました♪